1階建て木造の教会建築ですが、聖堂部分は天井の高いと特別な空間となっています。
その空間をつくる梁は、2段の梁材をV型の斜材でつなぐ形状となっています。梁を構成する部材の接点が製作金物となっています。傾斜のついた梁の上に取付、上弦材への角度が異なる金物製作は一苦労でした。金物の板形状、ボルト穴位置を最終的な立体になるよう2次元の図に落とし込んでデータ化し、そのデータでレーザーカットしたものを職人さんが1枚ずつの板の傾きを確認する治具を使って製作してもらいました。
出来上がった金物は各部を平面で寸法確認できないでの計れる点を作図して、実物の金物の寸法があってるかを確認することしかできませんでした。精度が悪いと現場で組みあがらなくなってしまうので。1mm以下の誤差とするよう管理しました。
苦労の甲斐あり、許容時間内で組み上げられホッとしました。金物製作屋さんの精度に感謝。うまく入れてくれた大工さんたちもご苦労様でした。
金物製作中。
建て方はじまり。
聖堂下弦梁を設置
上棟です。