八武組 設計ブログ

ハッタケグミ:三重県四日市市の建設会社 設計メモです

日本建築家協会 フィールドトリップ

日本建築家協会主催のフィールドトリップ。協会で優れた建築に送る建築大賞に選定された建物を一般の方にも紹介するイベントとして催されたものです。今回は第1回で大阪中之島美術館で行われました。設計者の遠藤克彦さんに設計から竣工までの苦心の様子を説明、建物の見どころを案内していただきました。

設計の思い、使用者の要望をコストの調整を行いながら、質の高い建物を作り上げています。正方形の平面とパーツサイズの統一などを徹底するため、厳密な寸法の割付で作ってあって、設計者も大変ですが、施工も大変な労力がかかったと思えます。

単純な形状ですが、頂部までガラスになっている大きな窓、真っ黒に見える外壁には、普通のやり方ではつくれないものです。

きっちり割り付けられた天井と壁の金属パーツ。防災必要な天井・壁面機器もその割付のなかに組み込まれています(使用頻度の少ないドアも)。パーツの余りはありません。

ほかの遠藤さんの建物もみたくなって、この美術館の後にできた大子町庁舎にも行ってきました。

こちらもすごい労力と思われるものです。モノづくりが相当好きな方なのだと感じました。

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