名古屋大学オークマホールで催された山本理顕さんの講演会拝聴してきました。
今春竣工した名古屋造形大学名古屋校舎についての講演でした。
開かれた大学を目指し、プランも建物もオープンな施設です。既設の地下鉄の上に建てる建物で地下に荷重を掛けられないので施工の工夫も特別のものだったようです。
名古屋駅のJRセントラルタワーズも地下鉄を跨ぐ建物ですが、名古屋駅の方はある程度の荷重を当初から想定した地下躯体だったので、施工中の荷重もクリアしやすかった要です。造形大のほうはコストを如何にかけないかということが大きな課題だったようです。
構造設備ともアラップが担当しているそうで、かなり特殊なことになっています。耐震要素にPC格子、空調は躯体冷暖房です。これだけでもかなりのコストが掛かっていると思います。大学は開かれた存在なので、見ることは容易そうです。一度体感してきたいと思います。