八武組 設計ブログ

ハッタケグミ:三重県四日市市の建設会社 設計メモです

建築文化講演会2019

毎年開催している日本建築家協会三重地域会主催の講演会。今年は小堀哲夫さんです。

 

小堀さんの出身は岐阜県の輪中地域だそうで、ご実家周辺の自然環境の豊かさを改めて評価して、設計に生かしているというお話からはじまりました。

最初に説明されたのはチラシの写真になっているろ過器メーカーの研究施設です。天竜川が至近に流れる敷地の微気候に着目して、空調を使わない期間を最大とする建築計画としています。これまで閉鎖的な研究者スペースを新たな発想を生み出すためのオープンでまさに風通しのよい空間を提案しています。写真で分かるように屋外のような大空間です。半屋外の環境が人の温度許容度をあげることも、想定されています。この場で働くようになって、周辺の自然雄豊かさに気付いた社員さんが多いというのも、光・風を感じたり、1日を通しての熱環境の変化を感じることもあってのことでしょう。

もう一つ竣工物件として繊維メーカーの研究施設もご紹介いただきました。こちらの施設も、斜陽産業として新たな発想が必要な場を創造することが求められた建物です。太陽の取り入れ方の工夫、豊富な地下水の利用など、ここでも自然環境を利用しています。また働く人たちが自らの場をともに作っていく手法を取り入れ、建物・空間への愛着を持たせ、仕事の効率も向上しているようです。

現在進行中の計画も、先の2件、同様に建築空間を先行したワークショップを通し、使用する人たちの要望を聞きながら、魅力ある建築にまとめていっています。

立地する環境と使用する人たちのニーズをきちんと捉ええて、それを建築の構成に当てはめていく真っ当な設計スタイルです。またその解決案にそった建築計画をキチンと実現していく構造・設備設計チームとの総合力が小堀さんの建築です。

ご紹介いただいた写真からは、日本の建物ではないような印象ですが、小堀さん的には日本の空間の再構築をイメージされているとのことです。実際の建物を是非見てみたいという気持ちはいっそう強くなりました。

 

毎年開催している日本建築家協会三重地域会主催の講演会。今年は日本建築家大賞と建築学会賞を同時受賞されるという稀に見る建築家 小堀哲夫さんです。

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小堀さんの出身は岐阜県の輪中地域だそうで、ご実家周辺の自然環境の豊かさを改めて評価して設計に生かしているというお話からはじまりました。

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最初に説明されたのはチラシの写真になっているろ過器メーカーの研究施設です。天竜川が至近に流れる敷地の微気候に着目して、空調を使わない期間を最大とする建築計画としています。これまで閉鎖的な研究者スペースを新たな発想を生み出すためのオープンでまさに風通しのよい空間を提案しています。写真で分かるように屋外のような大空間です。半屋外の環境が人の温度許容度をあげることも、想定されています。この場で働くようになって、周辺の自然雄豊かさに気付いた社員さんが多いというのも、光・風を感じたり、1日を通しての熱環境の変化を感じることもあってのことでしょう。

もう一つ竣工物件として繊維メーカーの研究施設もご紹介いただきました。こちらの施設も、斜陽産業として新たな発想が必要な場を創造することが求められた建物です。太陽の取り入れ方の工夫、豊富な地下水の利用など、ここでも自然環境を利用しています。また働く人たちが自らの場をともに作っていく手法を取り入れ、建物・空間への愛着を持たせ、仕事の効率も向上しているようです。

現在進行中の計画も、先の2件同様に建築空間を先行したワークショップを通し、使用する人たちの要望を聞きながら、魅力ある建築にまとめていっています。言葉を先行するワークショップでは一般の人たちに空間がつくるメリットを認識させられないとのこと。

立地する環境と使用する人たちのニーズをきちんと捉ええて、それを建築の構成に当てはめていく真っ当な設計スタイルです。またその解決案にそった建築計画をキチンと実現していく構造・設備設計チームとの総合力が小堀さんの建築です。

ご紹介いただいた写真からは、日本の建物ではないような印象ですが、小堀さん的には日本の空間の再構築をイメージされているとのことです。実際の建物を是非見てみたいという気持ちはいっそう強くなりました。

毎年開催している日本建築家協会三重地域会主催の講演会。今年は小堀哲夫さんです。

 

小堀さんの出身は岐阜県の輪中地域だそうで、ご実家周辺の自然環境の豊かさを改めて評価して、設計に生かしているというお話からはじまりました。

最初に説明されたのはチラシの写真になっているろ過器メーカーの研究施設です。天竜川が至近に流れる敷地の微気候に着目して、空調を使わない期間を最大とする建築計画としています。これまで閉鎖的な研究者スペースを新たな発想を生み出すためのオープンでまさに風通しのよい空間を提案しています。写真で分かるように屋外のような大空間です。半屋外の環境が人の温度許容度をあげることも、想定されています。この場で働くようになって、周辺の自然雄豊かさに気付いた社員さんが多いというのも、光・風を感じたり、1日を通しての熱環境の変化を感じることもあってのことでしょう。

もう一つ竣工物件として繊維メーカーの研究施設もご紹介いただきました。こちらの施設も、斜陽産業として新たな発想が必要な場を創造することが求められた建物です。太陽の取り入れ方の工夫、豊富な地下水の利用など、ここでも自然環境を利用しています。また働く人たちが自らの場をともに作っていく手法を取り入れ、建物・空間への愛着を持たせ、仕事の効率も向上しているようです。

現在進行中の計画も、先の2件、同様に建築空間を先行したワークショップを通し、使用する人たちの要望を聞きながら、魅力ある建築にまとめていっています。

立地する環境と使用する人たちのニーズをきちんと捉ええて、それを建築の構成に当てはめていく真っ当な設計スタイルです。またその解決案にそった建築計画をキチンと実現していく構造・設備設計チームとの総合力が小堀さんの建築です。

ご紹介いただいた写真からは、日本の建物ではないような印象ですが、小堀さん的には日本の空間の再構築をイメージされているとのことです。実際の建物を是非見てみたいという気持ちはいっそう強くなりました。

 

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