八武組 設計ブログ

ハッタケグミ:三重県四日市市の建設会社 設計メモです

温浴施設 小改装

会社として20年ほどのお付き合いとなる四日市市内の温浴施設で3日間の小改装を行いました。年中無休のやる気ある施設なので、いつも工事は短期勝負です。今回の大半は設備改修で建築の作業は屋上ハッチのメンテナンスとレストランホールの内装板張・畳替え・テーブル席の導入です。

7年ほど前から、同世代の当施設の社長さんと施設の将来継続のためのソフト・ハード面の改変を検討しています。巨大施設ように遠方からの来客を将来長年にわたり確保することは難しいと考え、地域の人たちのコンビニエンスな存在・地域の一部となる存在として、現状の集客を維持していくことを目指しています。3年ほど前からは地元桜祭りや盆踊りイベントを自治会と協力して行うなど地域とのつながりを強めていっています。

大々的な改装は難しいので、そのつど部分を限って今来ていただいているお客さんのニーズに沿った改善を行ってきています。今回のホールの改装は、高齢者の求めるテーブル席の増強と多くのファンが通う大衆演劇の芝居小屋としての雰囲気つくりです。

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舞台側ホールの壁を杉板張りとしました。痛みやすい腰壁部分の耐久性もあがります。

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ホール後半部は全て低めのテーブル席としました。高齢者に優しく視線があがったので見易さ、演ずる側もお客さんのボリューム感が上がってやる気があがる効果があると思います。明るい色合いにしたので、室内が明るくなり、雰囲気も現代風になりました。

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劇団の垂れ幕を並べると改装部分の印層は薄れますが、建築があまり主張しすぎないのが良い仕事と思っています。

建設30年ほどとなる施設で、すこしくたびれているところはありますが、毎日お湯を抜いての清掃を行い気持ちよく入浴してほしいという従業員の熱意と広々とした浴室、豊富な湯量の温泉は新規施設の比でなく気持ち良いです。また弊社会長が20年前に石屋さんと現場デザインで作った露天風呂は野趣に富み開放的で自慢できる出来栄えです。ぜひ訪れてみてください。

健康ランド ユーユー・カイカン | 飲める天然温泉と大衆演劇

 

 

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祝 上棟

川に面して建つ家が上棟しました。

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手前異見える築80年の母屋との屋根の並びもイメージ通りです。

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細い田舎道に連なる家並みを継続させるよう、ファサードの連続に配慮したため、

工事のためのスペースが限られています。現在の作業効率に欠かせないレッカー車のスペースをご近所さんの協力を得ながら、何とか確保しました。スペースの狭さと旧家を継承する構成部材を見えせるつくりのため、いつも以上に時間を掛けた上棟でした。

許可、申請とかが長かった家ですが、いよいよ現物作業にかかってきます。

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祝 上棟

設計協力から関わっている結婚式場増築計画、鉄骨上棟いたしました。

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既存施設に対し目立った感じにならないよう、黒のメッシュシートで覆っています

青い空に単一の黒シートに包まれた建物の景色は、ちょっとワクワクする気配があります

 

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保育園 見学

世田谷区尾山台に竣工した尾山台みどり保育園の見学会に行ってきました。設計の石川恭温さんは前職 坂倉建築研究所で共働した仲間です。

東京では保育園の建設ラッシュです。都心では広い敷地は望めないので、どこも園庭の確保とセキュリティーに苦労しています。石川さんも閉鎖的な施設となることを避けることに努力されたようです。

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建物はセキュリティーのための塀が外周をめぐっていますが、その壁は南東に向かって低くなって、外からの視線を受けるように街に開いています。屋上とそこから地上に続く斜面を園庭としています。避難の動線と遊具を兼ねた滑り台があって上下につながる園庭を楽しめる形です。

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内部は明るい色の木と塗り壁のやさしい印象で、設計者の優しい人柄と素材感を大切にする坂倉研究所時代に共有していた設計志向が感じられます。

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子供の施設ということで、曲線を随所にいれたそうです。

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福岡のリノベーション

店舗設計の相談を受けて、福岡に現地調査に行ってきました

周辺の様子をみるため、繁華街天神あたりを散策。繁華街天神のとなりの大名町に小学校をリノベーションした施設がありました。

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1階は起業したい人たちへの相談所とカフェとかになっていて、2階より上階は。企業の事務所になっています。古い建物の味わいをうまく生かした現・都会風のインテリアで、シェアオフィスのような使われ方もされています。

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より地元に近い人たちが小オフィスで活動を始めている感じで、東京よりも現実的、着実な印象を受けました。小学校の近隣は小さなお店が集まるところで、天神の駅にも近く利便性のよいところです。

地元の若い人たちが集まって、地域を盛り上がるには良いところだと思います。

全国の地方都市の繁華街近くにこのような活動の場があると良いと思いますが、名古屋の大須あたりでも、このような施設があるのでしょうか。

 

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武者小路実篤記念館

20年以上のお付き合いとなる調布市立武者小路記念館さんに、小改装のご相談を受けて伺いました。

記念館の建物は1985年の竣工です。まだ図面は手書きのころで、設計者は細かなディテールを競っていた時代でした。既製品を使うことは少なく、ほとんどの部分がこの建物だけにつくられたものです。素材感を重視して手を加え、丁寧に空間を作っていく良いお手本の建物だと思います。小さい建物ですが若い設計士さんにぜひ訪れてもらいたいと思うものの一つです。

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単純な形ながら、実篤先生の大らかな印象につながるムクリのある屋根が特徴です。

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エントランス部はスチールのサッシュとコンクリート。打ち放しと小タタキ仕上げで表された実篤先生自筆の「日々是好日」が程よい意匠のエントランス壁面を作っています。

記念館のある場所は、水のあるところに住みたいと池のあったこの地を選ばれ、晩年の20年間を過ごされました。調布市の公園となっている敷地には、アトリエとしても使われた住宅が残っています。昭和36年築の木造住宅で基本和風のプロポーションですが、暗くなる北側斜面側の玄関にはトップライト、池を望む側には大きな開口に屋根付のテラスがあったりする現代的な要素もあるつくりです。土日は内に入れます。

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この旧邸については東日本震災前に耐震改修をさせていただきました。その甲斐あって大きな揺れにも、遜色なく無事に建っています。従来の開放感や実篤先生の活動の跡が残る土壁を残す工夫が報われた思いがあります

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また晴れの地鎮祭

先週の地鎮祭も晴れの日差しがあたたかったですが、今週の地鎮祭も陽光のさす良い日柄となりました

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今回は設計協力もさせたいただいた結婚式場の増築工事です。既存施設の増築なので、工事中にいろいろご協力いただく従業員の方々も参加され、これから皆で建物を作っているという一体感を感じていただけるものとなりました。

式の途中から、差し込んできた暖かな日差しは、これからの始まる建物建設という大イベントの始まりに力をあたえてもらったように、そこにいた皆さんが感じたようでした。

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今回も立派な鯛のお供えものです。シェフがいらっしゃるので、美味しいまかないになるそうです。

 

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www.hattake.co.jp