日本建築家協会の社会文化活動の一環として、津市立三重短期大学の住生活設計の授業協力に行ってきました。
授業内容は、生徒さんが取り組んでいる住宅設計へのアドバイスです。36名を3人で分担し、およそ3時間で12名の設計を一人ずつ見させていただきました。住宅のおおよその全体規模、住人の構成・生活志向は決められているものの、課題の敷地は一般的な住宅地で特徴がなく、自分で多くのことを決めなければならないのは、1年生にとっては難しそうでした。
自分の良いと思う家・部屋のあり方を提示するのには、まだ至ってない子が多く部屋を描き切ることで手一杯な感じでした。やっと部屋を書き終えて、これからどうしていけば良いかとの相談がほとんどでしたが、実際に書いて設計が進んでいくことを楽しく思っている感じは伝わってきました。自分のアドバイスから、なにか発見してより楽しい設計になればと、ちょっと熱中した3時間でした。
日本国内では、建築はどちらかというと縮小産業ですが若い人たちが、自分と同じように建築に興味をもっているのを見ると、まだまだ後についてきて来てくれてるなといつもほっとします。