八武組 設計ブログ

ハッタケグミ:三重県四日市市の建設会社 設計メモです

三重短大 授業2

昨年12月に住宅設計の授業協力をさせていただいた三重短大に成果を見せてもらいいきました。課題は先週が締め切りでしたが1/3程度はまだ未完成とのことでした。

並べられてた模型は大半がフルカラー、素材感を示す材料でできあがっています。私の学生のころは、白い模型がほとんど(色つきだと労力が倍以上かかるので)だったので、結構な労力です。図面も若手建築家のプレゼ図面が細い線だけということが多いのに、昔ながらのきちんとしたダブルラインの図面です。これも練習ですから、書かざるは得ませんが、時間がかかります。

指導されている木下先生によると模型は、多くの学生さんはのめり込むほどでつくられいるとのこと。特に家具作りは楽しそうにやっているそうで、思い入れが見てとれます。

1年生なので、プランニングや図面表現は、未熟で書ききるのがやっとという感じで、個人の主張としてはまとまっていないのはやむをえないところでしょう。模型のほうはプランニングとかに関係なく、今風の柔らかい雰囲気が出ているのを感じました。いろんなところで材料をみつけ、ミニチュアハウスを飾っていくようなつくりで、小さな造花や柄の紙を建築模型に入れ込んでいくのは、今の若い建築家たちの感覚に通じているように思えました。ざっくりした建築の心地よさを感じるものです

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