調布市立武者小路実篤記念館のミュージアムグッズコーナーの家具の納品検査にいってきました。
記念館さんは収益施設ではないので、施設に大きな金額がかけられないので、少しずつの整備していくことになっています。30年ほど前、記念館ができた頃はミュージアムグッズの販売はほぼ想定されていなかったので、間に合わせのスチールラックで対応していました。
記念館の「建築的コンセプトの本物の質感を大切にすること」に共感いただき、今回、きちんとした家具を作らせていただきました。小さい建物で専用のスペースはとれないのでエントランスホールの一部を使っています。風除室のような場所で外部的な印象なので移動可能な雰囲気をもったものとしました。以前のラック陳列に比べ、グッズの正統感がアップしてみえます。販売も伸びているそうです。
記念館は実篤先生の住宅と庭を市の公園としたところにあります。国分寺崖線の一部の緑と湧き水が保存されているところです。手間の掛かったつくりで建築的にも意義深い記念館とともに訪れてほしいところです。
公園内、崖の道と実篤旧邸
下の池、実篤先生が船に乗ってました。湧き水の池とニジマスの居る上の池もあります
記念館、奥の屋根が当初の展示館、手前のガラスの箱は3年ほど後に増築した資料館。
道路の向かいに実篤公園があり、地下道でつながっています