新宿伊勢丹の7階レストランフロアにある「天一新宿伊勢丹店」を小リニューアルが完了しました。
この店舗は25年ほど前にできた店で、これまでも天一さま社内で微改装をしてきています。今回は設備の更新に伴い、パントリー機能の改善と意匠的も新しい雰囲気を加えるということで改装提案の依頼をいただきました。
長年の使用で痛んでいる箇所の補修が中心の改装なので、現状維持の部分との調和を配慮したものとしました。
意匠的な改装ポイントは、カウンター席に特別感の演出です。これまでの内装はシックなグレーの濃淡で全体を統一していて、カウンター席もその一端でした。今回はカウンターの壁面を天一のコーポレイトカラーの朱赤とすることと、鏡を使うことで暗い印象の店舗に華やかな一面を付加することとしました。
付加した朱赤の色。扉も色合わせしてます。手摺などスチールの部分の色も少し強い印象に塗り替えシャープさを出してます。左奥の方は既存のままの内装色。
カウンター正面のタレ壁部分を鏡貼りとして、影となる要素の存在感を無くしました。
今は仮囲いで暗くなっていますが、正面には中庭の緑が見れます。
ちょっと特徴のある椅子は、最初のデザイナーさんが作ったオリジナルの椅子。
今回製作のパントリー部分の什器。
既存テーブル席の朱赤のテーブルとつながるカウンター壁の赤の要素。
写真はオープン前の工事完了時で、明るさと華やかさに欠けてます。10月23日リニューアルオープンです。営業中の店舗にお立ち寄りください。