日本建築家協会の東海支部の役員会が四日市で行われ、愛知、岐阜、静岡で活動している建築家が「伝七邸」に集まりました。
伝七邸見学の後、会議に。
今は寂れた感じの旧築港界隈にあるのでより立派さがきわだつのか、伝七邸への皆さんの評価は高いものでした。きちんと設えてあるので、市外の方たちは、四日市の人たちに、よく使われているところと思われたようでした。
会議の後は潮吹き堤防を見るなど旧築港付近を散策、特別手配でそこから夜景クルーズに出発しました。多くの方がナイトクルーズということでワイングラスでのパーティに相応しいような船を期待していましたが、工場の街、四日市らしい海上保安庁の系の船です。
クルーズにはボランティアガイドの方が同乗していただき、船や工場の見所の説明を通して、コンビナートが四日市にとってなくてはならない存在であることを教えていただきました。各工場で作られるものが広く流通して全国で使われていることがより実感をもってわかります。人知れず役立つものづくりの街としての四日市の存在が少し誇らしく感じました。夜景はバブル前からすると照明も少なくなったとの説明があったように、以前のイメージよりは華々しさはなくなっているように思えます。
単にキレイな夜景というのではなく、産業の活力の現れである景色として、十分人を惹きつけるものだと思いました。