進行中の住宅の外壁材の候補となっているヒノキ材を松阪市内の製材所に見に行ってきました。
120年もののヒノキ。通常のものより細身に育てている分、目が詰まっていて製材した見た目は趣深いものになります。少し大きな材となっているので柱としては使うのであれば、寺社のような大きな建物向きです。
今回は表皮のついているところも使って、コスト削減と意匠的な柔らかさの表現の両得を目論んでいます。
歌舞伎のヒノキ舞台に使う原木の端っこをうまく使えれば、耐久性も美しさも格段に良いものになります。
以前活躍していた焼却窯。鉄板の建物みたいで魅力的です。
その後、ウッドピアの木材加工場も見学。床・壁に使う仕上げ材製作の加工工程を工場内を見学しつつ、細かな配慮点について説明していただきました。製材所や加工工場の方の木への熱い思いの入ったお話に、木の良し悪し見極める一般の方の見識を育てる必要性を感じました。