茨城県日立市に立地するオフィスがほぼできました。この物件は設計のみで、施工は地元の建設会社で行っています。本日施主検査ですが、サインと外構は工事中。
ビルの背面に見えている銀の球は、前職の坂倉建築研究所ですこしお手伝いした思い出のある日立シビックセンターで、日立市はほかにも仕事をした縁のある土地です。
鉄骨造5階建て、4階までがオフィス、5階はゲストハウス、R階に屋上テラスと太陽光発電のスペースとなっています。
電気工事業を営む小規模事務所なので、窓清掃のほかメンテナンスが容易になるよう、窓の外側にバルコニー状の外部床を設置しました。このスペースを意匠的に活かすようマリオンをつけて奥行きのあるファサードとしています。
マリオン自体も三角柱形状とし、正面から見ても影による立体感が出るようにしています。また、ルーバーを使ったファサードとは異なるようマリオンのサイズを大きめにして、マリオンと床小口がつくるフレームが本体建物から独立して建っているようにしました。
窓は低い位置から天井に近い位置までの大きな窓とし、執務空間を開放感あるものにしています。窓の外に外部床とマリオンがあるため窓際の恐怖感もありません。
初夏には窓の外にケヤキの葉が一面に広がるハズ。
従業員洗面+ロッカー室も大きな窓で、明るいバックスペースに。
5階ゲストハウスは床から天井まで窓とし、さらに広がりとすっきり感があります。海の見える側にリビングを配置。(インテリアセッティング中で片付いていないのでご容赦ください)。
パーティー仕様のオープンキッチン
水廻りも大きな窓になっています
ゲスト寝室とクローゼット
今回、扉はモダンでエレガントな感じのディテール・質感のある特別な塗装仕上となってます。