弊社設計・施工の海蔵学童保育所 本日9月12日、竣工式です。
木造2階建て延べ床49坪ほどで1階2階に1室の大部屋を配するシンプルな建物です。
外観は、万古焼の産地である海蔵地区の施設なので、以前学区内に数多くあった少し勾配の大きな切妻屋根と黒い板張りの万古焼工場のイメージを取り入れました。建物の威圧感を少しでも和らげることと経済性を重視して、現在の一般的な住宅より階高を軒先を低く抑えています。
入り口と下駄箱の部分の屋根をガラスとして明るい空間にしています。
1階のプレイルームは天井を張らず、2階の床板をそのままみえる形として高い天井としています。
階高を抑えた分は小屋裏を見える形とし、大きな空間を維持しています。
限られた建設費のなか、できるだけ自然材を感じられるよう、柱、フローリングなど本物の木をみせるようにしました。無垢のフローリングは、足触りもよく、傷がついても見た目の遜色はすくないので多少コストが掛かってもメリットは大きいと思います。
水場は手づくり感のある昔ながらのタイルを採用しました。
建物が子供たちの思い出の場所となってくれることを期待しています。