八武組 設計ブログ

ハッタケグミ:三重県四日市市の建設会社 設計メモです

イングリッシュ・ガーデン

すこしブームは去った感はありますが、イギリスの庭を見に行ってきました。イギリスで最も美しい村と言われているコッツウォルズ地方です。黄色ライムストーンと石の屋根で作られた家が並ぶハニータウンと呼ばれています。

200年以上使われている家と庭を大切に、豊かでのんびりした生活のように見られます。家々には花が多く、鳥のさえずりもずっと聞こえて幸せな雰囲気です。川べりのベンチで朝ごはんを食べている若者や、大きな犬を散歩させている地元の人を見かけました。

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f:id:hatt88:20140502010804j:plain家の脇には小さな農地があります。周辺に花や彩のある葉の樹木が植えてあったりして雰囲気が良いです。

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周辺は牧草地と農地ばかりで、大きな工場やビルは見当たりません。どうやって生きているのでしょう?

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f:id:hatt88:20140502011631j:plain古城にある英国式庭園。幾何学模様に切り込また庭園です。樹木をこの形状に仕立てるのにかなりの時間が掛かると思います。

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ラベンダーももう草ではなくて木になってます。常緑の刈込の内部も同じように曲がった枝でいっぱいになっていました。

このお城は市民戦争のときに壊されて半分廃墟になっています。その廃墟を利用した庭として最近受賞してそうです。残ったお城に一部には、最近まで貴族の方が住まわれていた部屋がそのまま展示されています。調度品の高級感とセンスの良さが表れたお部屋でした。

少し大きな街では、もう少し現代風な住宅が見られます。それでも玄関先はきれいに仕上げています。車が止まっていても感じが良いです。

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イギリスの各所に、私有地だけど一般の人が通れる公共の歩道「パブリック・フットパス」(通行権)があります。自然を感じる散策路として長いものでは160kmに及ぶものもあります。

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テムズ川上流に沿ったフットパスの一例です。川を埋めている白いものはクレソンの花です。いばらの茂みとかあってウサギやリス、キジなどが身近にいます。

自然を共有する考え方が古くからあるようです。

日常生活の中でのイギリスの文化度高さを実感しました。

 

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