八武組 設計ブログ

ハッタケグミ:三重県四日市市の建設会社 設計メモです

15年前の建物

15年ほど前につくったレストランから、空調機の耐用年数切れで、設備更新の相談をいただきました。土地代高いところでスペースを効率化と空間の印象を重視して天井内空調機を隠ぺい配置しています。機械の交換となる大きく天井を剥がす必要があります。

それ以前は空調の中央一括方式で機器のためのスペースがありその部分のみの工事でしたが、配置の場合は居室の内装工事を伴ってしまします。以前は商業施設は短周期の改装があり、その際に交換していて機器のためだけに内装を壊すことが少なったと思います。お店を大切に使ってもらうと、機器の交換が先にやってきて心苦しいことになってしまいます。近年気温上昇が著しく当時の外気温設定より、想定温度が高く設定されます。今回機器の更新に合わせ、能力を増強とお店の営業形態により合うように再検討します。

時間が経過し、当初の想定通りの植栽の充実、時を経た材質感が出てきています。

古くなったものの趣が出るよう石材や鉄装飾、建具などをイタリアで作ってもらったものを使っています。その注文のために行ったイタリアの街では、昔から素材感のあるものを使い続けているので、今でも古くからの質のよいものが日常的な普通の仕事として、作られているように感じました。普通に使っているものなので、特別高価な値段にならないということがうらやましく思いました。

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