今年行われている 沼波弄山翁 生誕300年記念のイベント の一つ、四日市萬古作家協会展に行っていきました。会場は四日市旧港に近い伝七邸で2週間のみの開催です。
各作家の作品を見るだけでなく、作家さんの器を使った食事やお茶をいただくなど、体感的なイベントとなっています。
お昼のお膳。それぞれの作風が楽しめます
抹茶もそれぞれ違う作家さん器でいただけます。萬古焼きとしては意外な印象の金の器。これに当たるとラッキー感があります。
作品の展示も明治初期に作られた伝七邸のしっかりした和の空間に展示され、博物館のガラスケースに入った展示とは違った周辺の雰囲気とともに、その魅力を感じられるものです。
窯業試験場で学んでいる作家の卵さんたちの作品展示もありました
練りこみそのままを意匠としたものや銀引き風の作品。何でもよしとする萬古焼の自由さが、良く活かされているように感じました。今風のシンプル+自然感のある雰囲気で若い人の作品を集めて販売するお店が常設されると発信力が増すように思われます。
伝七邸の2階からは四日市港が望めます。市内でこんな風景が見られるとは思いもよりませんでした。