昨年夏に竣工引渡しの住宅で1年経過後の状態を見せていただきました。この住宅は遠隔地のため設計のみで、施工は別の建設会社にお願いしました。
若干、靄が掛かっていますが空も海もきれいで、建物が映えます。
外壁はヒノキ板張り。材がしっかりしているので、海風に直面するという悪条件ですが、反りや乱れはありません。塗装も竣工時ほど同じ。一般的に板張りで使われる薄板の杉材とは比べものならないきれいさです。
内部も塗装の壁の割れなどで気になるところはありませんでした。無垢の木を使った梁と壁の接点は隙間が開きやすいのですが。構造の耐力要素の充実と湿度調整を行う設備機器のおかげで、建物の揺れが少なく、湿度・温度の変化が抑えられたためだと思われます