八武組 設計ブログ

ハッタケグミ:三重県四日市市の建設会社 設計メモです

蓄熱床暖房の家 竣工

蓄熱式の床暖房を採用した家が竣工しました

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高齢のご家族が家におられることが多いとのことで、常時暖房にメリットのある蓄熱式を選択しました。基礎を蓄熱体として利用するので家全体が高効率で暖房されます。もう引っ越しされて数日過ごされたのですが、これまでお住みの古い家から比べると断熱気密性能も向上し、暖房器具の風も感じず、家の中どこでも寒さを感じない室内環境にご満足いただけたようです。

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南側は大きな開口で家の中に居ても、外のように開放感のあるリビングとしました。

天井は高くても、床暖房なので温かく過ごせます。バリアフリーを目指して床下空間を最少に抑えています。今もところ必要はないですが、道路から車椅子にも対応したスロープで室内に入れます。

床暖房は日本ではまだ一般的でない方式を採用していますが、ほかの構成要素は、大手住宅資材メーカーの製品を使っています。お住まいになる方にあわせた部屋のつながりや細部の寸法配慮をして、必要最小限かつ便利で、空間としての雰囲気もよくなる家となるよう心掛けました。

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