ちょっと気になる展覧会だったので、三重県立美術館に行ってきました。
三重大学建築展(8月6日まで)
卒業設計と修士設計が公開されていました。東京の大学生の作品に比べ、図面表現が弱い印象で、楽しそうな感じ、作ってみたいと思わせるところが弱いように感じました。
新しい建築へのチャレンジ的な作品より、計画地に対するリアルな取り組みが感じられる作品に魅かれます。(実務慣れしたせいでしょうか)
修士設計のほうは、身近なテーマで現実感があります。この時期の2年間は貴重な時間ですね。
テオ・ヤンセン展(9月18日まで)
立体的な作品で、しかも動くデモンストレーションもあって見に行く価値ありです。
ヤンセン氏の長い積み重ねの成果なので、完成度も高い。BMWのコマーシャルにも採用されています。
作品自体が風の力を受け、ペットボトルに空気を貯めて、波の水を感知して動き出す仕組みは、その動きの様を含め、生物と感じるものがあります。そのほか生物の営みから発想した作品が動態展示されてます。
三重県立美術館35周年の企画展に相応しい。