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八武組 設計ブログ

ハッタケグミ:三重県四日市市の建設会社 設計メモです

クリストフ インゲンホーフェン氏講演会

ドイツの著名な建築家クリストフ インゲンホーフェン氏の講演会に行ってきました。

財団法人吉岡文庫育英会主催で赤坂のドイツ文化センターでの講演です

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インゲンホーフェン氏は1985年事務所開設以来、「持続可能性」「環境配慮」をテーマに論理的、スマートな建築を作ってきました。ドイツではシュツットガルト駅、フランクフルトのルフトハンザ航空オフィス、最近ではグーグルの新社屋を設計するなど世界的に活躍しています。日本ではすこし前に大阪に超高層複合ビル・ブリーズタワー、現在建設中の東京・虎の門の計画があります。講演会には、学生はほとんどいなくて、比較的年長の社会人ばかりで主催者も予想外だったようです。プロ好みの建築家ということなのでしょう。

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講演の内容は、近年の作品の紹介を通して、最新の氏の提唱している「supergreen」環境基準を超えた環境配慮の建物づくりを、表現するものでした。

これまでの平面的な植栽帯を取り入れた建築をより進めて、立体的な緑化となっています。建物も以前の幾何学的なものから、有機的な形状に変化していました。最新事例がシンガポール、東京とアジアの物件だったので地域性も関係しているかもしれません。

ドイツでは、建設時に建物に掛けるの省エネ要素のコストと、使っていく中で発生するエネルギーコストの比較するエネルギープランナーの業務が確立していて、初期コストを掛けやすいようで、環境性能が高い建築がつくり安い環境といえます。アジアでは、気候環境が欧州より厳しいので、なかなかパッシブな手法での使用エネルギーを賄うことは難しいと思われます。

f:id:hatt88:20151028095253j:plainⓒIngenhoven

ルフトハンザオフィス(フランクフルト)

氏の特徴である外装ガラスのみの建築手法は、日本の気候、要求される耐震性のため、本国ほどには活かされていないようです。大阪ブリーズタワーは周辺の建物とは、一線を画す魅力的な建物ですが、氏も説明しているように狭い土地にパンパンに立っていて名前の「風」のイメージは感じにくいものです。

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手前の黒っぽいのは別のビルです。

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