第4回みえ木造塾に参加してきました。
午前中は塾参加者の意見交換会で、十数名の方が行っている活動を簡単に発表しました。林業、大工、設計者と木に関わるそれぞれの分野の発表でした。特に林業系の方々は、地元地域に関わることに熱心に取り組んでいる印象です。もっとも土地に近い関係の仕事なので当然なのですが、わたした設計者よりずっと地元愛に満ちているように思えました。
午後は木造コスト研究所代表の阿部正行氏の講義です。
大手企業に対して地元工務店・大工さんがコスト、即時対応性でいかにメリットがあるかを説明され、大企業に負けないよう、ユーザーへの即時の金額提示の手法や、大工さんのやっる気を活かす手法をご教授されました。大工さんの収益向上を熱心に推されていました。
私の日常の状況を鑑みると、一般ユーザーさんに、中小企業のコストメリットは工事費など数字でわかっていただけるのですが、完成時見えなくなってしますような部分の品質や保証の面での不安が大手優位ということになっているように思います。
お施主さんをはじめ、関わる人たちとの信頼関係をしっかり築いていくよう心がけていきたいと思います。
場所はいつもの松坂ウッドピア。秋晴れきれいです。