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八武組 設計ブログ

ハッタケグミ:三重県四日市市の建設会社 設計メモです

展覧会

イベント

 

台中メトロポリタンオペラハウスの軌跡 展

建築家 伊東豊雄さんの最新の作品、台湾のオペラハウスの建設の記録です。設計競技から9年を経て、ようやく完成したようです。これまでの建築のスタイルにはない斬新な建物で建設が難しく(設計もたいへん)工事を請ける建設会社が決まらないことなどで長引いたようです。

建物は、人の体の構成に例えられるようなチューブ(器官)が積み重なって、それぞれの機能を果たしています。まっすぐな壁、天井は基本的にはありません。写真やビデオなどありましたが、実際に行ってみないと、どんなに普通と違うのかは実感できませんでした。

 

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建物の実物大のコンクリート躯体見本が展示したありましたが、鉄筋の密集するところはコンクリート造というより、鉄筋造というぐらい、鉄筋の塊見たいです。建設の様子が動画で見せていました。これまでにない未来的な空間ですが、作り方は普通の建物以上に人手をかけた手作りのものでした。同じ形の部位が少ないので鉄筋1本ずつ曲げて、くみ上げています。型枠も大変そうです。

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伊東さんは、仙台の建物でも新しいスタイルの建物を作ってしました。今度台中の建物も、今後作られることはないだろうと思われる最初で最後のような建物です。伊東さん作品は中部圏には岐阜に「瞑想の森 市営斎場」があります。完成度の高い綺麗な建物です(台湾には及びませんが、かなりの手間がかかっています)。こちらも一見の価値ありです。

 

アールデコ×内藤礼

3年掛けて改修(補修)した東京都庭園美術館のオープニング展

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朝香宮邸であり、世界的にも貴重なアールデコ建築のため、補修も手加減なしの感じです。建物はフランス人デザイナーのアンリ・ラパンと宮内庁内匠寮の協同作業です。調度品は・ラリックといった著名な工芸家を起用しています。ラパン担当の部分はフランスを感じる柔らかく上品な内装で、日本人の感覚とは異なった趣があります。

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外装は本物のリシン掻き落としという左官仕上げです。昔の一般住宅でよく言われる仕上げ材ですが、ここのは美しい白で有名な茨城県の大理石を粉砕したものがつかわれて、とてもきれいです。

本館内にも内藤礼さんの作品がひっそり置かれています。その存在感の弱い作品を見つけると喜びがあります。その小さい存在に注目すると何気なく見ていたインテリアの細かな部分が一般の人の目に留まるように思えます。意義深い展示です。

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