栃木県栃木市(人口14万3千人)。全く観光地とは知りませんでしたが、巴波川の舟運で栄えた蔵の街です。埼玉県川越市・千葉県佐原市と小江戸サミットを開催したりしているようです。この3つの街の中では、最も観光地度は低いと思われます。
とはいえ、私の街、四日市の東海道の家並みよりは、古い家がまとまって残っていて、観光資源として活用されています。現状古い街の中に住んでいる人は少なくなっているように見えます。水運の街だけあった水路がたくさんあり、そこに接して家を作っていくのは結構楽しそうです。
古い家をうまく使ったコーヒー店もありました。三重県に展開する珈琲屋ランプの蔵造風店舗に酷似してますが、こちらは本物です。
四日市市と同じように、明治6年まで栃木市は県庁所在地だったようで、旧県庁が市役所として保存されています。
でもその市役所も、撤退しかけの東武デパートに入居していて、地方都市にありがちな百貨店を市が買い上げるという寂しい状況になっています。
今回の目的は、水の張られた田んぼの風景を見に来たのでした。田舎ではありきたりな5月の風景ですが、都会では見られないのでこの時期になると遠出してみたくなります。
家の前が水田の農家は、縁側から見る景色・吹いてくる風などを想像すると
とても羨ましい建物形態です。