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八武組 設計ブログ

ハッタケグミ:三重県四日市市の建設会社 設計メモです

房総の建物1

as it is  美術館 設計:中村好文 氏f:id:hatt88:20140206214926j:plain

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「普通で、いい家」を真摯に作られている中村さんに興味があって、一般人でも見られる美術館を訪れました。オーナーが世界中から好きで集めたものを展示する小さな美術館で住宅的な建物でした。展示物は、一般には美術品とは見られない、道具や建材(板きれみたいな道具ともいえないようなものが多いです)を素朴に置いてあるので、かなり文化度が高くないと、このような美術館は作れないと思います。

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建物は中村さんの思想に基づき、天然素材を重視して作られています。合板ではなく、無垢の板を使っていたりするので、割れや反りが出て、少し暴れた部分や、外壁土壁の土が剥がれた部分も出ていますが、本物の質感の魅力は十分出ています。

建具などは、家具のようなディテールで作られており中村さんならでは、丁寧さが表れています。

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本物の持つ良さ、少し不便でも自然の持つ風合いのよさを束の間でも体験できる施設として有効です。1年の半分がオーナーの所蔵品展示、その他は特別な個人の所蔵品展を行っていらっしゃるようです。展示品をつかったその個人があらわれるのが趣旨です。

 

この美術館に敷地隣接して大きな宿泊施設(美術館とは無関係)がありますが、残念ながら長期休館中。素朴な生活を味わうのとは真逆の施設で、こういった施設は寂れると田舎の良さもなくなり、大きなマイナスのイメージとなってしまいます。

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写真の反対側には宿泊棟があります。建物自体は結構きちんと設計してあるんですが、この土地には合わないものです。

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